アジアとヨーロッパの文化が交差するトルコ・イスタンブール。
宿泊したホテル支配人のおすすめ・プリンセス諸島は週末旅行先として大人気だそう。今回は、イスタンブール中心地から船で1時間半程の場所にあるプリンセス諸島のうち、ビュユック島とヘイベリ島の2大観光島をご紹介します。
プリンセス諸島とは
イスタンブール現地ツアーや旅行ガイドでも取り上げられることが少ないプリンセス諸島。実は、トルコの現地住民にとって週末の旅行先として注目の大人気スポットなんです。
プリンセス諸島へのアクセスと、各島の簡単な特徴は以下の記事でご紹介しています。
https://nini-travelog.com/2025/06/15/【トルコ旅行編】プリンセス諸島で魅惑の逃避行/
ヘイベリ島の歩き方
ヨーロッパサイドにあるエミノニュ(Eminonu)からボラポラス海峡を進むこと約1時間半、上陸可能な4島の中で2番目に大きい島であるビュユック島に到着します。その前に到着するクナル島とブルカズ島に比較すると、船の中からでもその栄え具合がわかるほどに発展しています。

Mira’da Kokoreç Sokak Lezzetleriでランチ
早速Google Mapで高評価のレストランMira’da Kokoreç Sokak Lezzetleriに行きました。このお店はココレチやミディエドルマが有名なのですが、訪問した日は残念ながらディエドルマは売り切れ。サンドイッチは100TL程度でとてもお得で、特にイカのサンドは絶品でした!

ココレチはトルコやギリシャ周辺で有名な羊の腸づめで、店主やトルコの地元民にも勧められたので食べてみましたが、個人的にはかなり癖が強く感じました…。もし羊肉が好きなら、かなり美味しくいただけると思います。

MeEis DONDURMAで島内随一のアイスを
かなり日当たりが良く、暖かいこともあって休憩がてらのアイスクリームは欠かせません!
こちらのお店も高評価で地元の方も多く訪れていたので、急遽行ってみることに。キャラメルとチョコレートのアイスクリームがとにかく濃厚で、観光地にありがちな味は微妙…ではないので感激しました。

港から歩くこと5分、イスタンブールでは見かけないようなギリシャ建築や南国らしい木がたくさんあるエリアにきました。どこも一軒家で集合住宅はあまり見かけません。ただ、一般住宅と思いきやカフェだったり雑貨屋さんだったりと古民家を改装した建物にあるショップ巡りも楽しめます。

私は辿り着けませんでしたが、山方面にはギリシャ正教会や神学校などがあるそう。藤の花が綺麗な通りや公園、インスタで話題のおしゃれなカフェなどは徒歩では少し難しい距離なので、街のあちこちにあるレンタサイクルの利用がお勧めです。

歩いているだけで、イスタンブールとは全く違う南国を感じるこの島。次に紹介するビュユック島に比べて観光地化されすぎておらず、地元の方々の穏やかな暮らしにお邪魔しているような、ゆったりとした時間が流れています。ギリシャには訪れたことがありませんが、ギリシャってこんな感じなんだろうなあ…と思いを馳せながら次の島に向かいます。
ビュユック島の歩き方
街のあちこちにいる猫ちゃんに見送られ、ビュユック島へ旅立ちます。出発の5分前にならないと船が来ないのでしばらく暇つぶし。海岸沿いにはどこもベンチが置かれているのでぼーっと海を眺めながら船の到着を待っていました。

イスタンブール中心地から最も離れている最後の停留所なので、乗船客は皆この島で降りることになります。港は他の島とは比べられないほどの大混雑&発展具合です。
Tarihi Prinkipo Dondurmacıで映え体験
インスタグラムで発見してから気になっていたデコレーションアイスを食べることにしました。200TLと、かなり強気の値段設定ですが観光客を中心にお客さんが絶えません。あまりの行列に戸惑っていると、現地のマダムが手を引いて誘導してくれたのは良い思い出。肝心の味は…ご想像にお任せします。

この島でも町中にレンタサイクルショップが乱立していました。他の島に比べてもかなり観光地化していることもあり、レンタル価格も高め&花があしらわれているので非常に豪華です。

ヨーロッパ最大の木造建築であるBüyükada Greek Orphanageやギリシャ正教会、プリンセス諸島美術館など、見どころ満載なのですがこちらもかなり距離があるので自転車を借りることをおすすめします。

ビュユック島も猫天国!観光客が多いからか中心街には殆どいないのですが、5分程度離れたところには街を散歩中の猫ちゃんが沢山いました。トルコでは街全体で餌やりや家づくりが実施され、野良猫にも居場所があるのが安心でした。

時計塔が街の中心地にあるので、散歩の際の目安になります。ビュユック島のシンボルであり、地元の人たちはここで待ち合わせをしているようです。トルコの旗が各方向に伸びているのでとてもカラフルで可愛い!

ちなみにレンタサイクルや馬車が発達している理由は他にもあります。きっとこのプリンセス諸島に訪れた方はお気づきかと思いますが、島全体で環境保護のために自動車の利用が禁止されています。どおりで空気が綺麗で、なぜかゴミもほぼ落ちていませんでした。

最後に
プリンセス諸島はイスタンブールから片道1時間半、往復では3時間もかかるので2日間の旅行などだと少し勿体無い気もしてしまいますが、ぜひ訪れてほしいスポット。ギリシャの雰囲気を強く感じるような雲ひとつない空に、木造建築、花で彩られた道はイスタンブールとはまた違う穏やかな時が流れています。
個人的にイスタンブールのおすすめスポットTOP3に入るほどお気に入りのこの島でバカンスしてみてはいかが?
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